税理士の森山と申します。
 梅雨に入り、天候不順な日が続く今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 この度は、利用価値が著しく低下している宅地の評価について簡単にお伝えさせていただきます。

〇利用価値が著しく低下している宅地の評価について
 利用価値がその付近にある他の宅地の利用状況からみて、著しく低下していると認められるものの価額は、その宅地について利用価値が低下していないものとして評価した場合の価額から、利用価値が低下していると認められる部分の面積に対応する価額に10%を乗じて計算した金額を控除した価額によって評価することができます。

 ・道路より高い位置にある宅地又は低い位置にある宅地で、その付近にある宅地に比べて著しく高低差のあるもの
 ・地盤に甚だしい凹凸のある宅地
 ・震動の甚だしい宅地
 ・上記以外の宅地で、騒音、日照阻害、臭気、忌み等により、その取引金額に影響を受けると認められるもの

 なお宅地比準方式によって評価する農地又は山林についても同様となります。
 ただし路線価等が、利用価値の著しく低下している状況を考慮して付されている場合には斟酌しません。

 評価対象土地が、急傾斜地であったり騒音や隣接した墓地等により利用価値が低下していたりする場合には、上記評価減の検討をする必要があるものと思われます。
 過去におこなった相続税申告であっても原則として法定申告期限から5年以内は、更正の請求が可能となりますので、一度申告内容の見直しをされることをお勧めさせていただきます。