税理士の森山と申します。

 この度はリフォームの評価についてお話をさせていただきます。

 

 家は長年にわたり使用するものですから当然に修繕が必要となります。また家族が年を重ねるにつれ、望ましい家の間取りも変わるものと思われます。それゆえ、家のリフォームを検討することは多いと思われますが、その改修・修繕にはまとまったお金が必要となるのが一般的です。リフォームをおこなった場合の評価額は、原則としてどの様に算出されるのでしょうか。

 

〇そもそも家屋の評価方法とは?

原則として自用家屋の評価は、下記の様に算出されます。

 

自用家屋の評価額 = 固定資産税評価額 × 1.0

 

〇リフォームをおこないましたが、固定資産税評価額が改訂されておりません。どのように家屋の評価をおこなえばよいのでしょうか。

 上記の場合には、リフォーム前の固定資産税評価額に、リフォームに係る部分の価額として一定の価額を加算した価額を評価額とします。

 なお当該一定の価額とは、リフォームにかかる家屋と状況の類似した付近の家屋の固定資産税評価額を基に、構造・経過年数・用途等の差を考慮して評定した価額とされております。

 

〇上記類似した付近の家屋がない場合には、どのように評価したらよいのでしょうか。

この場合には加算する一定の価額を、そのリフォームに係る再建築価額から償却費相当額を控除した価額の100分の70に相当する金額とします。

具体的には下記の様になります。

 

   加算する価額 =( 再建築価額 - 償却費相当額* )× 70100

 

   * 償却費相当額 … 再建築価額** × 0.9 × 経過年数*** / 耐用年数

 

   ** 再建築価額 … 新たに建築するために要する費用の額

 

*** 経過年数 … 1年未満の端数があるときは、その端数は1年とします。

 

もちろん申告期限までの間に、課税時期の状況に応じた固定資産税評価額が付された場合には、その新たに付された改訂後の固定資産税評価額を評価額として用います。

 

 以上より、リフォームをおこなった場合において固定資産税評価額が改訂されていない時には、一定の金額を加算した価額を評価額とすることを覚えておきましょう。