一般社団法人 相続ワンストップ相談所のファイナンシャルプランナーの柴田高です。

いつも、当法人のホームページ及びブログを見て頂き、ありがとうございます。

今回は、お客様が気付いていない、生命保険の加入形態の落とし穴についてお話ししたいと思います。

 

「契約者」「被保険者」「保険金受取人」の違い

生命保険契約では、以下の3者が存在します。

 ・契約者:保険会社と契約を結び、保険料を支払う人

 ・被保険者:保険の保障対象となる人

 ・保険金受取人:保険金を受取る人

この3者の組み合わせによって、かかる税金の種類が変わってきます。

 

契約形態による税金の種類

保険会社から支払われる死亡保険金は、加入形態によって以下の3パターンの税金の種類となります。

 ①相続税のパターン(契約者、被保険者が同一)

    契約者:父、被保険者:父、保険金受取人:母 → 相続税

 ②一時所得税のパターン(契約者と保険金受取人が同一)

    契約者:父、被保険者:母、保険金受取人:父 → 一時所得税

 ③贈与税のパターン(3者が別)

    契約者:父、被保険者:母、保険金受取人:子供 → 贈与税

一般的なのは「①相続税パターン」で、様々な控除があるため、

基礎控除(3,000万円+600万円×法定相続人数)や、

生命保険非課税枠(500万円×法定相続人数)などを超えない限り相続税はかからず有効な対策となります。

「②一時所得パターン」は、死亡保険金の1/2以下が所得税の課税対象となるため、

所得税・住民税を合計した最高税率は50%の方でも、実際は死亡保険金に対して25%以下の税率となります。

つまり、相続税が30%以上の高い税率で課税されるような方には有効な対策となります。

「③贈与税パターン」になっている場合、非常に注意をしないといけません。

せっかく、生命保険を活用して死亡保険受取人の方に資産を残してあげようと思ったとしても、

多額の贈与税がかかり、支払った額よりも、かなりの額を損してしまう可能性があります。 

 

先日は300万円を損する加入形態も…

先日にご相談頂いたお客様は、「③贈与パターン(契約者:息子様、被保険者:お父様、保険金受取人:お母様)」

でご加入しておりました。

総支払額は約1,200万円で、死亡保険金1,500万円だったので、もし「②一時所得パターン」であれば良かったのですが、

今回は「③贈与税パターン」だったので、死亡保険金1,500万円に対し、約600万円の贈与税がかかり、

総支払額に対して300万円も損をする契約形態となっておりました。

すぐに、保険金受取人を息子様に変更し、解決させて頂きました。

あまり税金に詳しくない保険担当者からご加入され、よく理解せずに契約してしまった方は、

このような事例がとても多いので、できるだけ詳しい担当者にご相談することをお勧めします。

 

一般社団法人相続ワンストップ相談所

理事 ファイナンシャルプランナー 柴 田 高

<連絡先>
一般社団法人相続ワンストップ相談所
TEL 0120-920-605
[受付時間]平日 9時~18時 [定休日]土日祝